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当薬局では2021年9月よりクーデックエイミーを運用しております。

これまでに数例使用致しましたが、感想を記載します。

CADDレガシーポンプとの違い

★CADDレガシーポンプの有利点

共に携帯性は良いので差は感じておりません。ただ、CADDレガシーポンプが最少流量0.1mL/hrであることに対し、エイミーは0.5mL/hrとなっております(2021年11月現在)。ここに有用性の差があるかと考えます。持続皮下点滴の場合、0.3mL/hrで開始しすると3倍量増量となった場合も0.9mL/hrとなります。0.5mL/hr開始であると倍量投与で1.0mL/hrとなってしまいます。持続皮下点滴の場合は可能な限り1.0mL/hrを超えないように設計することが多いために、最少投与速度の差は大きいかとは考えます。

また、最大充填量についてはCADDレガシーポンプについては最大200mLのカセットが準備されていることに対し、エイミーは最大300mLのバッグが準備されております。

★エイミーの有利点

操作が直感的で設定が容易と感じております。また、プログラム投与が可能ですので、例えばフェントステープからのスイッチについても接続開始から6時間後に持続開始し、さらに6時間後から増量といった漸増も設定変更無し(医療者の訪問無し)で可能となります。これは非常に在宅現場では有用と感じております。

最大の有利点は「保険適応」が可能となったことです。処方箋で発行できますので、患者様の負担は非常に少なくなりました。薬局の立場ではCADDレガシーは自由に価格設定が出来ましたが、エイミーは価格が公定となり、さらに現状では仕入価格が公定を上回っておりますので収益としては難があります。

バル―ン型ポンプとの違い

単純に投与量調整の幅が広くなったことでエイミーが圧倒的に有用と考えております。しかしながら電源管理が必要ないことはバルーン型ポンプの最大の有用点と考えております。

また、細かい点にはなりますが、バルーン型ポンプで流速可変式のものはルート内への薬液残が多く、クーデックシリンジェクターについては10mL以上がルート内に残として発生します。0.5mL/hr設定であれば20時間分となります。それに対しエイミーは1.5mL程度となりますので、接続可能時間や医療経済的にもエイミーが有利と考えております。

シリンジ型ポンプとの違い

在宅で使用可能であるシリンジ型ポンプは装着可能なシリンジが20mL程度までとなりますので、1回の更新で接続できる時間はその他のポンプから大きく劣ります。

さなえ薬局と天理さなえ薬局における持続皮下点滴の実際について

 

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